ネット不動産フロンティアノート



インターネット時代の仲介業・・・ No.2-1

「ネット時代」、「ネット革命」、「ネット社会」という言葉が世の中に定着して何年になるのでしょうか。実感としては10年程度と言ったところでしょうか。

ネット社会での情報収集は、手軽で即時性が高く、しかも無料であることはあたりまえになりました。

ネット社会では、誰でもが、世の中に存在する情報を自由に共有し、活用し、新たな知識と知恵を生み出し、地域を越えた協働行動が可能となったわけです。

このフロンティアノートも、ネットを通じて発信することで、全国のネット不動産に取り組んでいる同業の方々との意見交換や情報交換が可能となり、それを契機としてスタートすることになったものです。

ネット時代はまだ始まったばかりであり、世の中に与える変化はごく「初期的」なものと見るべきなのでしょう。 しかし、初期的な段階であってもはっきりと見えてきたものもあるし、その方向性は明らかになってきました。

その一つは、ネット社会は公平な競争社会だということです。 インターネットの世界、「検索エンジン」の世界では、大企業者のサイトも中小・零細企業のサイトも区別なく公平に表示されます。 資金力が決め手の新聞広告やテレビ広告の世界とは全く違った世界です。

二つ目の変化は消費者行動が大変化をとげつつあるということです。 すべてのビジネスの基本である消費者行動の変化を不動産仲介業者というレンズを通して見ると以下のようなことでしょうか。

お客様はネットを利用することで多くのことを知りました。

○ 大部分の物件情報は業界内で共通・共有されていること。

○ わざわざ仲介業者の店まで出向かなくとも、情報入手は自宅や会社で十分可能なこと。

○ 物件購入に際しての注意点や問題点も多くのホームページを見ることで、事前にかなりのレベルまで知識が得られること。

○ 業界内には「旧い体質」の仲介業者も少なくないこと。

○ 仲介業界が、チラシ広告からインターネット中心のネット不動産への移行期、過渡期であること。

○ 各社のホームページを見比べることで、その会社がどれだけ情報提供に力を入れ、マメにマジメにやっているかという会社情報も同時に入手できること。

ネットで物件探しを経験したお客さまは、さらに多くのことを知りました。

○ 不動産会社に直接行くと、紹介される物件は限られていること。

○ お客さまは「獲物」と見られ、自社物件、儲かる物件をまず紹介されること。

このようなお客さまの変化に促されるようにして、仲介業者の側も変化をとげつつあります。

かつて不動産流通業者・仲介業者は、人通りの多い街に店舗を構え、顧客と密接なコンタクトをとって、物件情報の提供と取引のサポートというサービスの対価としての仲介手数料を得るという、典型的なヒューマンビジネスでした。

ところが、10年程前から、インターネットの普及により、不動産仲介業者の店舗機能が、物件情報という「商品」を無償で大量に提供するホームページ店舗(バーチャル店舗)と案内・契約・引渡しをサポートする実店舗(リアル店舗)という二つの機能に分化することが可能となりました。実際に一部の先進的企業では機能分化も進んだのです。



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